園長室からの育児コラム|The Principal’s Little Notebook
《バンコクでの園選びのヒント》
バンコクで「日本らしさ」を大切に育てるために
日本文化とつながり続ける子育てのヒント
はじめに
「海外で育つ子どもに、日本語や日本文化をどう伝えたらいい?」
そんな悩みを持つ保護者の方へ、バンコクでの暮らしの中で
“日本らしさ”を大切に育てていくヒントをご紹介します。
バンコクには大きな日本人コミュニティがあり、
日本の食材や商品が手に入るスーパーや日系飲食店も多く、
日本語だけでも暮らせるような環境が整っています。
しかし、日々の生活の中でお子さまが
「日本人としてのアイデンティティ」や
「日本文化」「日本人としての心」を自然に身につけていくためには、
ご家庭でのちょっとした工夫や意識がとても大切です。
① バンコクの日系幼稚園・ナーサリーに通わせる
日本人保育士が日本語で保育を行う日系幼稚園・ナーサリーでは、
日本と同じ教育方針に基づいた保育が受けられます。
文部科学省の指導要領や保育所保育指針に沿って、日本語中心の保育を行っており、
日本のしつけ・行事・給食文化なども大切にしています。
② 日本人会などのイベントに参加する
バンコク日本人会では、妊娠中の方向けの講座から未就園児対象の親子イベントまで、
日本語での育児情報が得られる機会がたくさんあります。
盆踊りやお餅つきなど、季節の日本文化イベントに参加することで、
親子で日本の伝統を楽しく体験できます。
③ 絵本で日本語と文化にふれる
バンコクの紀伊國屋書店では、日本と変わらないラインナップの絵本が手に入ります。
中古絵本もセカンドハンドショップで購入できます。
親子の読み聞かせを通して、
言葉だけでなく価値観や習慣など、
日本文化を自然に伝えることができます。
④ 家庭では「日本語中心の生活環境」を意識して
外では様々な言語や文化にふれることができますが、
ご家庭の中では「日本語だけで過ごす時間」を意識してつくることがとても大切です。
日本語を話す環境を保つことが、
言葉だけでなく文化や考え方の継承にもつながります。
⑤ メディアを上手に活用する
YouTubeなどの無料メディアでは、日本語のアニメや教育番組を簡単に視聴できます。
例えば「しまじろう」「おかあさんといっしょ」「いないいないばあっ!」など、
小さなお子さま向けの番組も充実しています。
日本語で楽しく学べる時間を取り入れてみましょう。
メロディー幼稚園(日本人部)・ナーサリーのご紹介
メロディー幼稚園日本人部では、日本の教育方針に基づき、
日本語での丁寧な保育・教育を行っています。
ナーサリーでも、保育所指針に沿った日本式の保育を提供しています。
担任はすべて日本人、季節行事も日本文化を中心に、
タイ文化・欧米文化にも触れながら
バランスの良い国際感覚を育んでいます。
卒園後は、タイ日 日本人学校や日本の小学校へとスムーズに進学されるお子さまが多く、
帰国後の教育にも安心してつながる環境を整えております。
おわりに
日本の心を、ここバンコクでも。
保護者の皆さまとともに、
お子さまが健やかに成長できるよう、
私たちも精一杯サポートしてまいります。
どうぞお気軽にご相談ください。